安い承認欲求を手放すこと

なぁ、人間誰しも承認欲求ってあるやん?
モテたいとか、認められたいとか、すごいと思われたいとか。
カッコいいと思われたい、自分の価値を証明したい──他にもマジでいっぱいある。

でもさ、俺は気づいたんよ。
これらの中には、いらない承認欲求も多く混じってるなって。

“いらない”っていうのは、ほんまにそのままの意味で、追う必要がないってこと。
むしろそれを追うと、自分の価値がどんどん下がって、不幸になる。

──本末転倒やん?

頑張ってるのに空回りしてる人とか、たぶんこれ追っちゃってる可能性マジで高い。
何でわかるかって?
昔の俺がまさにそうやったから。

追う価値のない承認欲求を追いかけては、その結果に一喜一憂して、自分の価値を確認してた。
しかもそれを他人に確認させてもらう、っていう状態。

でも、今ははっきりわかる。
あれは違った。明確に違った。

山になった今、マジでわかるんよ。

承認欲求って、ざっくり分けると二つあると思う。

ひとつは、追えば追うほど不幸になる「安い承認欲求」。
もうひとつは、追えば追うほど自分も周りも幸せに引っ張っていく「良い承認欲求」。

でな、人生しんどいなって感じてる人が無意識に追いかけてるのって、だいたい前者なんよ。

わかるか?
君がもし今、人生に疲れてるなら、多分そうや。

なぜかって?
そこに”君自身”がいないからや。

その進学、その就活、その決断、その習慣、その行動。

ほんまにそれ、君が追い求めてることなんか?

これをよーーーーーく問い直さなあかん。

「親を安心させたいから」とか「周りにこう思われたくないから」とか──
そんな理由で選んでないか?

それってまさに「安い承認欲求」にどっぷりハマってる状態やで。

そして、その結果しんどくなるのは君自身や。
でも、そのしんどい人生って、誰のもんなん?
そう。君のもんなんよ。

じゃあなんで、君が自分の人生でそんな負債を背負わなあかんねん?

昔の俺は、そこにすごく不快感を感じてた。

周りからの期待。
一瞬の承認。

こんなしょうもないもんのために、毎日しんどい思いして頑張るって、どうなん?

もちろん、君が納得してるならそれでええ。
でもな、誰も君に「しんどい人生を歩め」なんて命令してない。

ただ、人間って打算的やからな。
君が何も言わなかったら、どこまでも他人は介入してくるし、搾取される。

──弱いものが搾取される。
いつの時代もそうや。
これはもう現実として受け止めなあかん。

話が少しそれたけど、俺が言いたいのはただひとつ。

やりたいように、やろうぜってこと。

君を縛ってるものは、環境かもしれん。
でも本当に一番縛ってるのは、君自身なんちゃうか?

君が君を縛ってどうする。

安い承認に、騙されて、踊らされて、走らされてへんか?

もちろん、今まで一度も承認されたことない、っていう人は別やで。
その場合は、まず承認される感覚を全力で追えばええ。

でもな、そこそこ生きてきた君なら、心のどこかでわかってるはず。

「このままでええんかな」って。

その声、だいたい当たってる。
だから、その声を信じるって選択をしてもええと思う。

俺はしたよ。
こわかったけど、やったよ。

周りの期待を全部裏切って、自分の本心に従った。

キックボクシングもそう。
ジムでも周りの人にいっぱい応援されてた。
「すごいね!がんばってね!」って期待されてた。

でも俺、試合一週間前に「やめます」って言った。

マジで怖かったよ。でも、それが本心やったから。

やりたくもないことを、自分に嘘ついてやり通すって、
他人は満足してくれるかもしれんけど、

──自分はまったく満足せんのよ。

「このままでいいんかな、あーー嫌やな」の繰り返し。

だから、やめた。全部やめた。

そしたら今、こうして“山”になれた。
もう今は、何にも縛られてへん。

金持ちでもないし、いい車に乗ってるわけでもない。

でも俺は、誰よりも幸せやって言える。

もちろん、社会のルールは守るよ。
俺もこの世界に生きてるから。

でもな、誰かの幸福を“後払い”してあげる必要なんてないんよ。
むしろ逆。

──誰かを幸せにするのは「先払い」や。

どういうことか、ちゃんと説明するわ。

君は勘違いしてるかもしれんけど、
人って基本「足元」を見て評価してる。

君に本当の実力があったとしても、他人が見てるのは“足元”。

だから、他人からの評価が低いと感じた時に、
「もっと評価されたい!」って首伸ばすんじゃなくて、

──足元を整えるべきや。

自分の“頭”を見てください!って言うのは、ただの押し売りセールスマンと一緒やで。

ほんまに価値があるもんは、呼ばんでも売れる。

じゃあ、どうすればええか。

首を伸ばすんやなくて、足元から底上げしていけばいい。

足元が上がれば、勝手に評価もついてくる。

今の君、ずっと首だけ伸ばしてへんか?
そりゃ、しんどいはずやわ。

だから一回、足元から見直してみ。

君の人生、もっと楽に、もっと自由に、もっと幸せになれるはずやで。

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